大田区立龍子記念館 親子向け鑑賞&造形ワークショップ「観て、描いて、再発見 親子で龍子を味わおう!」

大田区立龍子記念館での子供向けワークショップの様子

昨年好評を博した大田区立龍子記念館でのワークショップを今夏も実施しました。

 

作品鑑賞(対話型鑑賞)→作品スケッチ→絵の具体験(制作)という昨年の流れに加えて、今年は新たに記念館隣接の川端龍子のアトリエ見学も加わりました。加えてお子様だけでなく、保護者の参加も可能になりました。

 

ワークショップは館内から始まります。アートコミュニケーター仲間の上田さんが大人チーム、小林が子供チームを担当し展覧中の2つの作品を題材に対話型鑑賞を行いました。

川端龍子作品前で子供たちとの対話型鑑賞
生き物は家族、親子、仲間? 左の青は海?波? 丸いのは月?太陽? 子どもたちから様々な意見が飛び交いました。

 

 

鑑賞後、絵の中の好きな箇所を、和紙の貼られた色紙へスケッチしました。 

川端龍子作品の前で子供たちのスケッチ
絵の中の好きな部分を選んでもらいました。横に長いので、多少アレンジしてもOKです。
川端龍子作品の前で大人たちのスケッチ
大人チームは風景画。大人と同じく真剣にスケッチしています。

 

スケッチが終わり、記念館隣接の龍子のアトリエを見学。日本画制作には広い床が欠かせないためアトリエはとても広々としています。学芸員さんの解説も加わり「こんな風に絵を描いていたんだ!」という想像が膨らんだ事かと思います。

 

その後、文化施設の工作室へ向かい後半の日本画体験に。「指で練って絵の具を作る」という最低限の日本画材(岩絵の具)の紹介と作り方だけを指導。その後は技術的指導をするまでもなく、大人も子供も夢中になって制作に取り掛かっていました。

 

大田区文化の森での日本画制作

 

今年も素敵な作品が揃いました。日本画材の魅力と、各々が作品から感じ取ったものが混ざり合う事で、短期間でこんなにも魅力的な作品が描ける事に驚きます。

日本画でのスケッチ完成品
非常に躍動感があります。表情もいいですね。
日本画でのスケッチ完成品
波の飛沫が見事!
日本画でのスケッチ完成品
こちらは大人の作品。描き慣れているように見えますが「筆を持つのは学生以来」の方が殆どでした。
日本画でのスケッチ完成品
こちらの方は時間内では飽き足らず、終了後もご自身の納得いくまで手を入れていました。

 

今年も大盛況での終了となりました。日本画材の「学校教育で触れる機会がない」という特殊性が、大人にも子供にも新鮮で楽しめる要素だと改めて感じました。もちろん、川端龍子の迫力ある作品があってこそです。

引き続き来年も実施を予定しています。受け入れ人数に限りはあるものの、多くの方に日本画材と川端龍子の魅力を感じて頂けたら幸いです。